Sarahの評価:
★★★★☆年末、台湾で見られなかった陳凱歌(チェン・カイコー)監督作『
花の生涯―梅蘭芳』が日本で特別公開されることになり、待ちわびておりました。梅蘭芳は好きですが、どんな生涯だったかをよく知らなかったのでいい機会でした。最近中国文化にかぶれだしたため、陳凱歌監督、張國榮(レスリー・チャン)主演の『
さらば、わが愛/覇王別姫』をまだ見ていないので比較できないのが残念ですが、重厚な人間ドラマであると共に、目が覚めるような京劇の衣装や引き込まれる映像美、目が釘付けになる翡翠など(←えっそこ?)、飽きることなく2時間27分が一気に過ぎていった感じでした。
登場人物で馬三という人がいるのですが、あの人が着けている翡翠は見ものです。そして梅蘭芳の師匠の十三燕もすごい翡翠を持っています。その他の女性の登場人物たちも翡翠のバングルを着けていて翡翠フリークとしては目いっぱい楽しめます。近代中国のお話なので、翡翠の着け方が現代と変わらなくて、それも面白かった。
…結局毎回翡翠チェックに行き着く中国映画レビューでした。お後がよろしいようで。