中には、京都の地理に精通してて、寡黙に信号のない裏道を颯爽と走り抜けてくれる運転手がいらっしゃるのも確かです。わたしが冷房嫌いなのを知ってて、真夏に汗だくになりながらクーラー最弱にして迎えに来てくださる運転手。無言で灰皿を差し出してくれる運転手(シーッ!)。突然雨が降ってきたとき、傘をくれた運転手。目的地直前でメーターが上がりそうなときにサッとメーターを切る運転手。そういう方にはチップも払うってもんです。
いい思い出もたくさんあります。が、圧倒的に嫌な人が多いのが悲しい現実です。タクシーの質の低下はやはり不景気が原因なのだろうか。職がないからとりあえずタクシー、失業したのでタクシー、と不慣れな運転手がどんどん増えて行くのだと思います。タクシー運転手だから社会的地位が低いとは思っていません。寧ろその逆で、タクシー運転手も立派な職業だからプロ意識を持ってやってもらいたい。いい加減な仕事をする人が多いからこそ、タクシー運転手がバカにされる原因になっていると思うのです。タクシー会社には是非ともサービス向上や運転手の質を上げる教育をしてほしいと思います。
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