Sarahの評価:★☆☆☆☆
以前友人のまなりんがこれを見てごはんが食べられなくなったと言っていた。へーそんなに怖い映画ってあるのかーと思ってそのまま忘れていたが、昨夜眠れなくてCSをつけるとこの映画がやっていたので見ていた。
感想は、ん?怖いのこれ?イマイチっていうかイマ3。ごはんが食べられないというか、春雨すすりながら見てました。まずストーリーが浅薄。殺し方が単調。音楽、カメラワークが微妙。こういう映画は観客を怖がらせる目的で作ってると思うのだが、全然怖いと感じられないという残念なお知らせ。絶叫系でもないし、身の毛がよだつ系でもないし、なんか中途半端なのだ。いくら残虐さを前面に押し出しても(個人的にはそんなに残虐とは思わない)、血が大量に飛び出そうが、この映画にリアリティはない。
それにこの映画の主人公であろう「レザー・フェイス」だが、恐ろしいキャラクターだというのをもっと時間をかけて表現してほしかった。家族に操られた単なる殺人マシーンというような描写であったが、異常者っぽさを前面に押し出した方が断然よい。そして次の行動が読めてしまうこの悲しさ。残念ながら意外性から来る戦慄的なものは期待できない。
ネットで調べていて分かったのだが、この映画は『悪魔のいけにえ』のリメイクらしい。その映画は昔見たことがあった気がするが、あれは怖かった記憶がある(自分がまだ子供だったからかもしれないが)。ホラー映画ファンではないので、比較のために『悪魔のいけにえ』を見るという選択肢はないが、この『テキサス・チェーンソー』は非常に残念な結果になっているのは否めない。しかし、恐怖を感じるポイントは人それぞれだと思うので、人によってはこれが五つ星映画かもしれません。Sarahが怖くないと言ってるから大丈夫だ、と思って見るのはやめてください(笑)。